「Spotifyがいいの? Apple Musicがいいの? それとも他にもっといいサービスがあるの?」。音楽サブスクを選ぼうとすると、似たようなサービスが多すぎて混乱してしまう方は少なくないでしょう。
各社とも「1億曲以上聴き放題」を謳っていますが、実際に使い比べてみると、音質・おすすめ機能・対応デバイスなどに明確な違いがあります。この差を知らないまま契約すると「思ってたのと違う……」という事態になりかねません。
この記事では主要5サービスを7つの観点で徹底比較し、あなたにとってベストな1つを見つけるための判断材料を提供します。

比較する7つのポイント
音楽サブスクを選ぶ際に重要な観点を整理しました。
- 月額料金
- 楽曲数
- 音質(ハイレゾ・ロスレス対応)
- 無料プランの有無
- おすすめ機能の精度
- オフライン再生
- デバイス対応
月額料金で比較
まずは最も気になる料金から見ていきましょう。
Spotify・Apple Music・YouTube Musicは月額1,080円で横並びです。Amazon Music Unlimitedは1,180円(プライム会員1,080円)、LINE MUSICはアプリ内購入で1,080円(LINE STORE経由なら980円)となっています。
ファミリープランはどのサービスも1,680〜1,980円で、家族6人まで利用可能です。1人あたり約280〜330円になるため、家族で使うならかなりお得な選択肢です。
学生プランはSpotifyが540円で最安、Apple Music・YouTube Music・LINE MUSICが580円で続きます。学生であれば、これらのサービスを選んでおけば料金面で損することはありません。
楽曲数で比較
現時点での各サービスの楽曲数を比較します。
- Spotify:1億曲以上
- Apple Music:1億曲以上
- Amazon Music Unlimited:1億曲以上
- YouTube Music:非公開(YouTube上の音楽含む)
- LINE MUSIC:1億曲以上
正直なところ、楽曲数はほぼ横並びで、どのサービスを選んでも「聴きたい曲がない」という状況はほとんど起こりません。差がつくのは邦楽の充実度で、LINE MUSICとApple Musicが若干優位な印象です。
YouTube Musicは少し特殊で、公式音源に加えてYouTubeのカバーやライブ映像も楽しめるため、実質的なコンテンツ量は最多かもしれません。

音質で比較
ハイレゾ・ロスレス対応状況
- Apple Music:ロスレス・ハイレゾ対応(追加料金なし)
- Amazon Music Unlimited:Ultra HD(ハイレゾ)対応(追加料金なし)
- Spotify:標準音質のみ(ロスレス未対応)
- YouTube Music:標準音質のみ
- LINE MUSIC:ロスレス対応
音質重視ならApple MusicかAmazon Music Unlimitedが頭ひとつ抜けています。ただし、ロスレスやハイレゾの違いを体感するには対応イヤホンやヘッドホンが必要です。ワイヤレスイヤホンではBluetooth経由で音質が圧縮されるため、そこまで差を感じない方も少なくありません。音楽サブスクのおすすめ比較は以下の記事もあわせてご覧ください。

空間オーディオ
Apple Musicのドルビーアトモスによる空間オーディオは一度体験する価値があります。音が立体的に広がり、ライブ会場にいるような感覚を味わえます。AirPods Proとの組み合わせで真価を発揮するので、Apple製品ユーザーには特におすすめです。
おすすめ機能の精度で比較
この分野ではSpotifyが非常に強いです。
SpotifyのAIレコメンド機能は業界トップレベルの精度を誇ります。「Discover Weekly」は毎週月曜日に自分好みの新曲を30曲提案してくれますし、「Release Radar」で新譜の見落としも防げます。「Daily Mix」は日替わりで異なるテイストの選曲を楽しめるため、新しい音楽との出会いを重視するならSpotifyが最適です。
Apple Musicの「ステーション」機能でも似た曲を探せますが、パーソナライズの精度ではSpotifyに一歩譲る印象です。YouTube MusicはユーザーのYouTube視聴履歴を活用した提案が得意で、こちらもなかなか高い精度を持っています。
無料プランで比較
- Spotify:あり(広告あり・シャッフル再生のみ)
- YouTube Music:あり(広告あり・バックグラウンド再生不可)
- Apple Music:なし(1ヶ月無料体験のみ)
- Amazon Music Unlimited:なし(30日間無料体験のみ)
- LINE MUSIC:あり(月1回のフル再生・それ以外は30秒のみ)
無料で継続的に使いたいならSpotifyがベストです。広告は入りますが全曲フルで聴けるため、お金をかけずに音楽を楽しみたい方にとっては最も実用的な無料プランと言えます。


デバイス対応で比較
SpotifyとAmazon Music Unlimitedはほぼ全デバイスに対応しています。スマホ、PC、タブレット、スマートスピーカー、ゲーム機(PS5など)まで幅広くカバーされています。
Apple MusicはApple製品との連携が非常に優れていますが、Androidでも問題なく利用可能です。ただしWindowsでの使い勝手はSpotifyのほうが洗練されている印象があります。
スマートスピーカーとの相性で考えると、Amazon Echoを持っているならAmazon Music、Google NestならYouTube Musicが自然な組み合わせです。
結論:どの音楽サブスクを選ぶべき?
7つの観点で比較した結果を総合すると、以下のようになります。
総合力で選ぶなら → Spotify(プレイリスト・無料プラン・対応デバイスのバランスが抜群)
音質で選ぶなら → Apple Music(ロスレス+空間オーディオが追加料金なし)
コスパで選ぶなら → Amazon Music Unlimited(プライム会員なら月1,080円でハイレゾ対応)
迷ったらSpotifyの無料プランから始めるのが最もリスクの低い選択です。気に入ったら有料プランにアップグレードすればいいですし、他のサービスの無料体験も並行して試すことで、自分にとってのベストが見つかります。
最新の料金やキャンペーン情報は価格.comで確認できます。ITmediaでも音楽サブスクの最新レビューが読めるので、契約前の参考にしてみてください。Phile-webでは音質面の詳しい検証記事も掲載されています。
よくある質問(Q&A)
Q. 複数のサービスを同時に使うのはアリ?
楽曲ラインナップはどのサービスも大差ないため、基本的には1つで十分です。ただしSpotifyの無料プラン+Apple Musicの有料プランのように、用途を分けて使う方法はありかもしれません。
Q. 乗り換えるときにプレイリストは引き継げる?
公式の引き継ぎ機能はありませんが、「Soundiiz」や「TuneMyMusic」といった外部ツールを使えば、プレイリストを別サービスに移行できます。完全に一致しない曲もありますが、大半は引き継ぎ可能です。
Q. 音質の違いは本当に分かる?
有線イヤホンや高品質ヘッドホンを使えば、ロスレスとの違いを感じられる方は多いです。ただしワイヤレスイヤホンしか使わない場合は、正直そこまで差を感じないかもしれません。音質にそこまでこだわらないなら、他の要素で選ぶほうが満足度は高くなります。




